びずたび出張報告ブログ

外資系出張族 毎日出張旅、お役立ち情報、コンビニスィーツ、掃除、料理などゆるく綴ります。アクセスしていただけると嬉しいです。

君たちはどう生きるか

久しぶりに道徳的な本に出会ったので、おもしろいと思いブログに書いてみようと思いました。間違いをおかしても、また立ち上がって正しい道に進んで良いんだ。っていうことを伝える本です。

この本の面白いところは、中学生の主人公が友達との約束を破ってしまうという取り返しのつかない失敗をしてしまったところから物語が始まるところなんです。

父親を亡くした主人公コペル君が、何かと頼ってきた叔父さんがコペル君に会ってから、今まで思っていたことをノートにまとめていてくれた。
そのノートをコペル君が読んで、物語が進行していきます。

このノートは、叔父さんとコペル君の間を行ったり来たりする交換ノートのような役割を持っているものなんです。

いじめっ子を助けた友達の話、貧しい家庭の友達の話、コペル君が発見した法則の話、友達を上級生から守る約束をする話。それぞれに叔父さんが解説や提案をしたりするわけですが、叔父さんもこよやり取りでハッとするような気付きがあったりするわけです。

物語は、コペル君が友達を裏切る。悔やんでも悔やみきれない感情のコペル君。叔父さんは、「悔やむことを辞めて、今自分が向かっていけるところに、まっすぐ向かっていく。そして二度と同じ過ちはしちゃういけないよ。」と諭します。

コペル君は、ただ悔やみ続けるのを辞めて、友達が許してくれないとしても謝る。という強い決意を持って行動を起こす。そして結果、友達は許してくれた。というシンプルに言うとそんなお話でした。

過ちをおかしたとしても、大切なのはその後の行動なんだ。自分が正しいと思える道へ進めば良い結果がついてくると信じて進め!そういっているように感じました。

まとめ
この話は、現代にも通用する話で子供の頃にありがちなストーリーになっています。
私も思い返すと過ちをおかしてきたなぁ。と思います。でも、確かにその時に悔やんだからこそ、他の人はやらないことを行動できたりして。誰もが大なり小なり経験してきたことなのかな。と感じました。
人は過ちを侵すもので、だからといってダメということではない。と思うんです。テレビの報道でも正にこれが足りていないように感じました。人は間違いを侵してもいい。人を殺したり重大な犯罪者はもちろんダメだと思いますが、軽微な犯罪やそもそも法律も侵してないのに、何か問題を起こすと世の中から抹殺しようとする世の中の風潮には怖さを感じてしまいます。

間違いをおかして、心底悔やめるのなら、もう二度と同じ過ちはしないと誓って再出発ができる。そして、そんな人達を助けられるような優しい人達がたくさんいる世の中であって欲しいなと改めて思いました。